エクササイズ等でのメンテナンスや故障したときのリハビリテーションなどには、スポーツトレーナー等がいますし、そういうところにも整体師はかかわっています。
整体師には力も必要なので男性に適していると思われがちですが、現在では女性も増えています。
整体師はただ黙々と施術するだけではなく、必要に応じて会話をしながら身体とともに精神的なメンテナンスを行う必要もあります。女性のお客様の場合には同性の整体師の方が話しやすいことも多いため、需要も増えるのです。
高齢者の施術では、さらに心理的なセラピストとしての役割も重要となります。
また1日中パソコンに向かっている勤め帰りのビジネスパーソンなどは整体院やリラクゼーション店に通う人も多く、リフレッシュして次の日から頑張る英気を養う人も多いでしょう。
そういうところでは日ごろの仕事の憂さ晴らしのために愚痴を言う人も多くいるでしょう。そういうときの話し相手を務めるのも、施術する整体師の役割と言ってよいのです。
スポーツメンタルトレーナーや心理カウンセラーと言う専門資格を持つ人もいますが、整体関係の仕事をしているのであれば、施術の腕だけではなく、精神的にも相手をリラックスさせることが望まれます。
基本として整体師の学校等では知識と技術習得とともに接客力やコミュニケーション力も教えるところがありますが、実際に働きながらお客様との信頼関係を築くことが生きた学習となります。
セラピストとしての会話技術は、生活上で周りの人との信頼関係にも活かせる重要な技術であることに気が付くと思います。