
普段はあまり意識しなくても体を動かすことができるでしょう。それだけに、痛みを感じることで体の各部分の大切さに気付くのではないでしょうか。肩や背中が痛いなどは、よくあるケースです。また、胃や腸に痛みを感じる場合もでてきます。痛みは、体が発する危険信号なので、その声に耳を傾けることが大切です。また、体の痛みをきっかけに、痛みを発する部位の役割を考えてみるのもよいでしょう。
体のしくみを考えるとき、骨と筋肉との関係を見逃すことができません。いずれも身近な存在ですが、自分の思い通りに体が動いているときは、そのありがたみを感じる機会も少ないでしょう。骨と筋肉、それぞれの役割や関係を知っている人も、そうでない人も、これを機に興味を持ってはいかがでしょうか。
まず、骨の主な役割からお話しします。骨には、頭や内臓を支えたり保護したりする役割があります。また、骨に付着した筋肉の収縮によって、運動を行うこともできるのです。一方、筋肉は体を動かす役割を持っています。つまり、骨だけでは体を動かすことができないのです。筋肉の種類にも注目しましょう。筋肉には、心臓を動かす心筋、手足などを動かす骨格筋、内臓を動かす平滑筋があります。ちなみに、骨格筋は自分の意志で動かせるため随意筋と呼ばれ、平滑筋は自分の意志では動かせないため不随意筋と呼ばれています。
なお、体に痛みやしびれなどが生じる場合、筋肉の張りとの関係を無視できません。それを改善するための方法として、整体が注目されています。