
姿勢と健康には密接な関係があります。姿勢が悪いことは見た目が悪くなるだけではなく、内臓がずれ少しずつ体に悪い影響をもたらすのです。
姿勢が悪い状態の代表的なものが「猫背」です。猫背になると肩が前側に入り込むため、胸が閉じ呼吸が浅くなってしまいます。呼吸が浅くなることで、身体が取り込める酸素の量が低下してしまいますよね。脳は大量の酸素を必要としますが、十分な量の酸素が取り込めないとその機能は低下します。さらに体の隅々まで酸素が行き渡らないことになるため、内臓などその他の器官の機能も低下してしまうのです。器官の機能が低下することが、健康上問題がないとはいえませんよね。
肩が前側に入り込むと、頭も前方に傾きます。本来背骨の上に乗っているべき頭が前に傾くため、背中や肩回りの筋肉で支えなければならなくなります。結果として背中や肩回りの筋肉が疲弊し凝り固まってしまいます。猫背が肩こりを招くのです。背中の筋肉は腰の筋肉にも影響します。筋肉はそれぞれが影響し合うため、様々な筋肉が不自然に引っ張り合ったり圧迫し合ったりすることで、体全体の筋肉がコリを起こすことになります。
内臓も筋肉で出来ており、肩回りや腰の筋肉と同様にコリを起こすことがあります。体全体の筋肉には、内臓を作る筋肉も含まれるため、この点でも健康に問題が出てくるのです。姿勢の悪さを感じている方は、まず姿勢を整体で整えることから不調の改善に努めてみてはいかがでしょうか。