
リンパ腺は知ってるがどんな役目をしているのかわからない、と言う人も多いと思います。
リンパ腺は血管のように全身を網羅している循環器系の器官です。リンパ腺は免疫系の主体となっており、病原菌やウイルスと戦うのはもちろん、過酸化物などで生まれたガン細胞や新陳代謝で古くなった組織細胞などの処分、ストレスへの対処も行います。若いと新陳代謝も活発で、免疫系も活発に働きます。年齢が高くなって新陳代謝が落ちてくると老化が始まりますが、同時に免疫系の活動も落ちて病気やストレスへの対処能力も落ちます。新陳代謝に関わるリンパ腺は老化や美容にも密接にかかわっていると言えるのです。
リンパ腺にはリンパ節と言うリンパ液が溜まる場所があり、そこで老廃物や異物などを漉し取って処分します。かぜなどでは、上気道に侵入したウイルスの残骸やのど粘膜の死滅細胞などの老廃物が頸のリンパ節に溜まるため、腫れたりするのです。
リンパ節は身体に約800か所あり、その活動を助けるためにリンパケアで代謝と健康増進を行うのがリンパセラピストの役割です。健康を取り戻すだけでなく、エステ顔負けの美容やむくみに対する効果も期待できるため、リンパケアが現代話題となっています。
セラピストとなるには西洋医学と東洋医学の「経絡」を取入れた知識やケアの技法を学びます。リンパケアセラピストやリンパ整体師、経絡リンパセラピストなど、団体によりさまざまな資格があります。