
体に起きる痛みは、体が発するSOSです。もし、体のどこかに痛みを感じたときは、その原因としっかり向き合うことが大切です。そのうえで、適切なケアをしなければなりません。また、いつもと痛みの程度が異なるときや、痛む場所が変わったときなどは、緊急事態の可能性も否定できません。一刻も早く病院の受診をおすすめします。
痛みが起きやすい場所として「腰」があります。ぎっくり腰は代表的存在です。こちらの症状が出ると、体位の変換や着替えにも大変な思いをすることも少なくないのです。体を少し動かすだけで激痛が走ることもありますが、これは経験した人でないとわからないかもしれません。
腰痛が起きたとき、湿布を貼る方法が知られています。患部を湿布することで症状緩和にもつながるからです。ただ、冷やしたほうがよいのか、温めたほうがよいのか、迷う人もいるでしょう。もし、方法を間違えると却って症状を悪化させてしまいます。
冷やすか温めるかの判断基準として、急性期と慢性期とでわける方法があります。急性期は急激な痛みを感じたときで、通常2~3日くらいが該当します。この時期は、患部が炎症を起こすため、周辺よりも熱く感じるのが大きな特徴です。それを抑えるために、患部を冷やしましょう。その後、慢性期になると炎症が治まりますが、重いような痛みは続きます。この時期は、血流改善などのために患部を温めるようにします。なお、冷やすか温めるかの判断に迷ったときは、冷やしたほうが無難です。