
インドで4000年も前から行われていたというのが、ヨガです。現代では各所にヨガ教室がありますし、美容や健康にいいとして女性を中心に人気が高まっています。
ですが、エクササイズの1つとして捉えているのならが、それはヨガをしっかり理解しているとは言えません。ヨガは、ポーズ(アーサナ)と呼吸法と瞑想の3つの要素が組み合わさって心身の健康や美容に効果をもたらすものです。
禅宗では座禅を組んで呼吸を整え瞑想しますが、ヨガでも同じように基本の座法に正座や座禅のポーズで瞑想します。遠い過去、ヨガと禅宗は関わり合っていたのかも知れませんね。
筋肉がほぐれてリラクゼーションできるとともに、姿勢がよくなり腰痛や肩こりなどを軽減することができる点は整体とまったく共通しています。
違うところは整体師が施術を行うか、自分でポーズを極めるかの違いでしょうか。ある意味、自分でヨガを極めていれば、自らの整体により健康を保てるわけです。しかし整体とヨガは相対するものではありません。どちらかと言うと、双方を組み合わせれば大変効率的なのです。
例えば整体を受ければ、背骨や骨盤の矯正によって、肩こりが腰痛の改善が期待できるでしょう。ただし、1~2週間ほどするとまた元に戻ってしまうことが多くあります。仕事や日常生活に歪みの原因があり、それを改善しない限り、一時的に矯正してもらっても元に戻ってしまうためです。最も多い原因は運動不足による筋力不足と体重ではないでしょうか。
そういうときのエクササイズとして、ヨガが役立つのです。時間は掛かりますが、柔らかい良質な筋肉を造り、脂肪を落とすことができるわけです。