
介護や保育、運搬業など主に体を使う仕事につきものの腰痛ですが、腰痛の種類の中でもよく聞くのはヘルニアと呼ばれる状態です。腰の骨である腰椎にヘルニアが起きている状態は、正しくは腰椎椎間板ヘルニアといいます。症状としては、重いものを運んだ時や介護施設などで利用者を抱えたときにぎっくり腰に近いような激痛が走ったり、頻繁に手足がしびれる、排尿の感覚が鈍くなるということがあります。
腰椎椎間板ヘルニアは、背骨の骨盤側にある腰椎と呼ばれる部分に起きます。腰椎は通常5つあり、腰椎と腰椎の間にあるクッションのような役目をしているものが椎間板と呼ばれています。椎間板は体の中でも負担がかかりやすく、かつ早くから劣化する部分です。重いものを持ったり、過度な負担をかけ続けると椎間板がつぶれ、その一部が椎間板から飛び出すようになります。こういったリスクを低減するために、定期的に整体へ通い、自分の腰回りの骨の状態を知り、必要があれば医療機関へ紹介をしてもらうなどの対処をするのが一番です。
軽い腰痛を自覚して、整体を利用する方は多くいます。整体院で正しく腰回りをメンテナンスしてもらい、力の入れ方なども指導してもらいつつ、過度の疲労の蓄積を避けるようにしましょう。また腰に過度の負担がかかる業務に従事している人は、月1回ほど、定期的に整体院へ通って腰回りの骨格の矯正をしてもらい、あわせて骨盤ベルトなどで予防するなど対処をするとよいでしょう。